春日部ハイキングクラブ

歩いて登って喋って健康!

<山行報告> 霞沢岳(上高地〜徳本峠〜霞沢岳〜徳本峠〜島々宿)

    2013年9月19日(木)〜21日(土) 2泊3日 3日間快晴
     参加者 男性2名 女性8名 計10名

 1日目・ ぬけるような秋空の下、上高地から穂高連峰の眺めを堪能しながら歩き、明神先の白沢出合登山口に着くと、ここからはしばらく林道が続き、沢の音を聞きながら登り、振り返ると明神岳主峰から南峰までの稜線が見えます。最後の水場を過ぎると九十九の登りとなり、明日登る霞沢岳への分岐を通り間もなく徳本峠小屋に着きます。
 
 
2日目・ 徳本峠小屋(2140m)から展望台を通り、コメツガ林の中、尾根に沿ってジグザグに登ってスタジオジャンクション、(2428m)ジャンクションピークまで登りつめ、P1、最低鞍部小湿地(2261m)へ下り、今度はP2、P3、P4、P5までアップダウンを繰り返してK1ピーク下へ着きます。ここからの急登が一番辛いところで、尖った鋭鋒を巻いて、丸太の階段状の道をあえぎ登りK1ピークの頂き立つ。ここからの展望は360度に優れ、穂高連峰の峰々、常念山脈の峰々、焼岳、明神岳中央アルプス南アルプス八ヶ岳乗鞍岳御嶽山、白山、大パノラマを楽しみながら昼食です。目の前に大きな穂高連峰の眺めは、とても素晴らしいです。ここの真下あたりに上高地帝国ホテル、清水屋ホテル、温泉ホテルの屋根が見えます。
 痩せた尾根を急降下して、登り返しをしてK2ピーク着く。ここから少し下り、緩やに登ると霞沢岳(2646m)の頂きに立つ。ここからの展望も優れていて、焼岳が間近に対峙して望め、乗鞍岳も近くに望めます。目の前に笠ヶ岳方面が望め、展望が素晴らしい一言ですが、富士山は残念ながら見えませんでした。小屋の方がおっしゃるには「槍ヶ岳の穂先が見える」とのこと。穂先の同定ができませんせんでした。帰りも同じコースを戻り、十時間半かかって徳本峠小屋に着きます。想像していた以上にハードな行程を、体力と気力を使った一日でした。

 3日目・ 徳本峠小屋に連泊すると下山の朝、モーニングコーヒーと胡桃入りわらび餅のサービスの提供があり、いただいてから出発です。ジグザクに下り40分程のところに、美味しい力水と呼ばれている湧水があり、喉を潤したり、水補給して、しばらく下り、森の木漏れ日を浴びながら沢沿いの登山道を歩いたり、新しい橋を渡ったり、岩魚留小屋近くの徒渉では丸太橋が不安定で、沢の流れが速く難渋しました。ここから二俣までは、新しい橋を渡ったり、苔むした橋を渡ったり、廊下状の谷間に続く桟道を歩いたり、たか巻したりして信濃路自然歩道の案内板がある二俣に着き昼食をとります。島々谷林道を一時間半程歩くと第一ゲートに到着です。約7時間半の道程です、おつかれさまです。自然歩道には、花木の石灰窯跡や炭焼窯跡など、歴史にまつわる悲話の看板と石碑があり、いにしえの道を堪能しました。 
                                                M・K
                                  K1ピークから