春日部ハイキングクラブ

歩いて登って喋って健康!

金峰山:紅葉はじまる奥秩父(会員投稿)






実施:2018年9月16日(日)
参加者:7人
コースタイム:大弛峠10:15−朝日峠10:50/10:55−朝日岳11:30/11:35-金峰山12:50(昼食)13:30−朝日岳14:40・14:50−朝日峠15:15/15:20−大弛峠15:55

 塩山駅からの大型バスは40名弱のハイカーでほぼ満員。大弛峠には車があふれ、路肩には100台かとも思われる長蛇の車列。登山路はずっと1メートル以上の拡幅があり、中高年登山事故の定番の径迷いや滑落の不安なし。前日の雨でところどころぬかるんでいて歩きにくかった。
 シラビソ林の稜線を登り続けたが左右とも展望なかったが、それでもときおり木々の間から雲間に浮かぶ富士山が思わぬ近さに見えて疲れを癒してくれた。高度を上げるにつれ、ときおり見かけるナナカマドの紅葉が始まっており秋の到来を感じさせた。
 山頂に近づくと森林限界のハイマツ帯の岩稜となり、連続する大岩を乗り越えるのに以外な時間がかかった。このころからガスが濃くなり山頂での大展望は望み薄となった。
 金峰山のシンボルの五丈岩のある山頂は100人を超すハイカーが散開する大賑わいであった。五丈岩には数十人が取り付いて、その頂上であ10人ほどが快哉の手を振り合っていた。われらのメンバーのYさん、Wさんはその登攀に意欲を見せたが時間がないので断念せざるを得なかった。
 残念ながら四方ともガスに取り巻かれ、期待していた富士山、白根三山、木曽駒などの中央アルプス八ヶ岳浅間山などの大展望は得られなかった。それでもガスの晴れ間に、富士見平小屋からの登山路の黄葉のすすんだ大日岩などの尾根筋が一瞬見えて感動的だった。
 概して極端なアップダウンのないコースだったが、それでも疲労が蓄積した帰路の朝日岳の急登は息があがるの足が思うようにあがらなかった。予約していたばすの時刻の4時が近づくにつれ間に合うか気がかりでシラビソ樹林帯の中で歩行の速度を上げ、5分前に全員無事に峠に到着することができた。
(写真、上から:富士見平小屋方面からの尾根。シラビソ樹林帯の中の登山路。朝日岳から金峰山をバックに。金峰山山頂2,599m。五丈岩の威容。)