(写真上から:雪割草なら密も大歓迎・笑顔はマスクの中に・カタクリの群生する登山道)
実施 3月31日
参加 12人 女9人 男3人
天候 晴れ、無風 山頂は21C
正味歩数 13,089歩
歩行時間 3:51(休憩時間含む)
大宮7:30 燕三条8:49/0:2 巻9:30(タクシー)角田浜桜尾根
登山口発10:10 山頂12:22(昼食)出発13:27 下山口15:06
現地は桜が満開ながら、大陸からの黄砂が降り里山は薄い紗で覆ったように霞んでいた。
当日選んだ桜尾根コースは個人の所有地だが、よく手入れされとても歩きやすかった。登路の両脇はまず雪割草の群生が始まり、次いで山頂までカタクリの大群生が満開で見事だった。「キレイ、キレイ」,「ステキ!」の感嘆の声が相次ぎ、誰かが言ったように喉が乾くほどだった。雪割草は茎の長い、6弁の白や紅紫の可憐な印象の花で、ネーミングも魅力的だ。特に薄瑠璃色の一輪は清艶な印象を与えた。スマホのシャッターを切る音が途切れず、皆で数千カットは撮ったか。撮影に熱中して遅々として足は進まず、この山野草を堪能した。風もなく気候も心地よい絶好のハイキング日和だった。振り返れば春霞の中に波もない茫洋たる日本海が拡がっていた。
山頂はどこが最高点かわからない、緩い傾斜の長者ヶ原という疎林地帯で、東端の観音堂前の枯芝の平地で昼食。周辺には数十人のハイカーが同様に昼食兼休憩を。平日なのに行き合う同好者は多く、この時季には人気の山であることをうかがわせた。
山頂の案内板によれば、磐梯山、朝日連峰、飯豊連峰、月山、180kmの彼方の鳥海山まで遠望できる日もあるらしいが、越後平野も大霞と黄砂のなかで一山も同定できなかった。
下山した蛍コースはなかなか急峻でここを登るのはかなりハードそうだった。カタクリの群生も山頂からはしばらく途絶えたが、中途からはまた群生が続き、改めて花の名山であることを思わせた。同行の女性数名はすでに4-5回もこの時季に訪れていると話していた。