(山頂は広く居心地が良い)
実施 6月5日
参加 15人
天候 薄曇り
姫百合駐車場にはすでに40台以上の車が停まっていて、この山の人気をうかがわせた。荒山高原へは中程度の傾斜の登りで、この中継点の近くでは大石が折り重なって歩きにくかったが、他は概して路幅も広く歩きやすかった。しきりに春セミが鳴いて初夏の到来を感じさせた。
荒山高原は荒山と鍋割山を結ぶ鞍部にあたり、さほど広くはないが周囲を灌木に囲まれた芝生の平地で、多くのハイカーが休憩をとっていた。ここから荒山へはかなりの急登で皆の息も上がったが、まだ新緑の中に点々と山ツツジが咲き残っていて励まされた。
(ヤマツツジに見守られて)
山全体にミズナラの木が多く、低い背丈の笹原も数か所に見られた。あまり樹高が高くなく頭上が開けているので、開放的な雰囲気だった。
荒山高原へもどって昼食、大気が冷えてきたので早めに出発して鍋割山へ。ひと登りで火起山と着くと、樹林帯を抜けて一気に眺望が開けた。後方に先ほど登頂した荒山がここより200メートルほどの高さで鋭角に聳え立ち、やはりずいぶんの急登だったのだと実感させた。北方面には赤城連峰の地蔵が岳や鈴が岳が間近に見え、また一部は冠雪の谷川連峰が夏霞の中に。
竈山を越えて目的の鍋割山へ。火起山、竈山、鍋割山。昔の人は、火や竈、鍋と台所を連想して命名したのかと興味深かった。山頂からは関東平野北部が広大に開けて、渋川(?)の町並みを遠望できた。 案内板には、浅間山、八ヶ岳、奥秩父の山々、富士山まで写真で紹介していたが、この日は残念ながら夏霞の彼方だった。
無事下山して駐車場に戻ると、ほんの数台の車しか残っていなかった。朝、駅へ向かう途中雨粒があたったので天候が気がかりだったが、大*さん持参の高円寺の「気象神社」のお守りの霊験か雨も振らず、満足の山行となった。 (池)
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