春日部ハイキングクラブ

歩いて登って喋って健康!

<山行報告>北八ヶ岳

2013年7月5日〈金)〜7日(日)2泊3日
参加者 男性3名 女性12名 計15名

初日 渋の湯で合羽を着けて出発。北八ツ特有の樹林帯を行く。緑が美しい。唐沢鉱泉分岐を越えたあたりから沢沿いの登山道が川となり、真っ白い飛沫をあげて轟々と流れ、行く手を遮る。右岸・左岸と徒渉を繰り返し、やっとの思いで黒百合ヒュッテに到着。

2日目 夕べのTVでは晴れのはずなのに濃霧と強風。天狗の奥庭コースの大岩ごろごろの登山道をゆく。強風で吹き飛ばされそう。折角の東天狗岳なのに何も見えない。強風のためすぐに夏沢峠方面に下る。コマクサの咲く根石岳を越え、とりあえず根石山荘に寄り早めの昼食とする。今宵の宿泊予定の硫黄岳山荘まで行くのは無理と判断し、同一経営の根石山荘に宿泊を依頼するが、15名という多人数のため無理とのことで、もう少し先のオーレン小屋に連絡。最初は断られたが、直後OKの返事をもらう。小屋に着くと、1部屋をいただき、風呂もあり、夕食は桜鍋に野菜のテンプラで心も身体も温まった。

3日目 今日は直接夏沢峠に登り本沢温泉に下る。クリンソウの群落に何度か出会い、特に中山峠分岐手前の群落はみごとだった。みどり池沿いに佇むしらびそ小屋でカレー・コーヒーセットを賞味し稲子湯に下る。早めに着いたのでゆっくり温泉につかり、いただいた一部屋で談笑。最終の町営バスに全員坐れて小海駅に。佐久平経由新幹線で大宮に無事到着。

思いがけない悪天候でしたが、かえって貴重な経験をさせてもらいました。参加者皆さんの暖かい協力にも恵まれ、山もいいけれど、人間はとてもいいものだとつくづく思った山行でした。