春日部ハイキングクラブ

歩いて登って喋って健康!

<山行報告> 塔の岳

2013年10月27日 (日)
 参加者 男性2名
 天候 晴れ一時曇り
 小田急線秦野駅からバスでヤビツ峠へ。登山口から山頂までは木道やハシゴがよく整備されている。冷え込みの予報に反して気温は高めで、時には急な登路もあり発汗多し。樹林帯を抜けニノ塔に達すると視界が開け、東に隣接して端正な三角錐の大山の大きな山容が。さらに東方には江ノ島三浦半島、さらには房総半島を望見。黄葉が始まっているが、紅葉は少なく、発色も今ひとつの印象。休憩のたびに西方に世界遺産の富士山の威容を眺めたが、初雪は消えたのか真夏のような濃い藍色だ。
 休憩、昼食を済ませてから1時すぎに登頂。いつもながらハイカー多く、広い山頂には百人ほどか。北方は雲やガスに遮られたが、270度の大展望。北西にひときわ大きい蛭が岳の左の遠方に金峰山甲武信岳、さらに西方には甲斐駒や鳳凰三山らしき山影、南方には秋霞の中に天城山がわずか1400m余の標高とは思えないほど高々と聳えていた。秦野の町の先には相模湾が広がり、その西方には真鶴半島や伊豆半島が横たわっている。時間があればいつまでも案内板と見比べながら山座の同定を楽しみたかった。
 下山は大倉尾根をひたすら下ってバス停に4時半着。途中観音茶屋で立派な切り餅入りのお汁粉を賞味し、別の茶屋に掲示してあった蛭が岳登頂4,000回(!)の強者のポスターに感嘆した。大型台風一過後の秋気を堪能した山行であった。

 ▽同行者のコメント
 リーダーが健脚で付いて行くのが大変でした。ヤビツ峠から途中で水飲み休憩と昼食を入れて4時間15分で塔の岳の頂上に着きました。これってすごく速くないですか。
 春日部ハイキングクラブが始まって以来(?)のわずか2名の山行。寸前まで台風27号のため日曜日の朝まで雨が降りそうとの天気予報やグレードがB〜Cできつい、小田急線で秦野は遠いなどの理由でたった二人になってしまったようです。